冬のぎっくり腰
他の季節とは違い、冬のぎっくり腰には特徴があります。
特徴1 足の冷えが原因となる
冬は足の冷える季節です。ぎっくり腰になる方は、足の冷たい人が多いと感じます。 足を温める作用は腎臓のエネルギー(気)と東洋医学では考えられています。
逆に言えば、足が冷えると腎臓のエネルギーが消耗されやすくなります。 そういった理由で、冬は他の季節よりも腎臓の疲れる要素が多いといえます。
腸腰筋の働きが、腎臓の働きと関係のあることはすでに触れましたが、腎臓があまりにも消耗してしまうと、それだけでぎっくり腰になってしまいます。 そしてまた、回復させるのに時間がかかります。ぎっくり腰を早く治すためには、ズボンの下に一枚なにか はいておきましょう。
余談ですが、冷凍庫の中で働かれている方には、腎臓を傷める方が多いように思われますが、 これも同じことが原因かと思われます。
特に夏などの寒さに対して体が無防備な状態のとき、体を冷やすことは すごく体を消耗させるようです。
寒い環境で働かれている方は、足の冷えないようにたくさん着ておきましょう。
特徴2 胃腸の冷えがなくても起こる
冬以外の季節では、胃腸が冷えていないにもかかわらずぎっくり腰になる、 という方はまれです。
上記の繰り返しになりますが、冬以外の季節では足の冷えから腎臓が 疲れてしまうことがないため、冬ほど腎臓が消耗しないと考えられます。
ですから、胃腸の冷えがなければぎっくり腰にはなりにくいと言えます。
逆に冬は腎臓が弱りやすい時期ですので、それだけでぎっくり腰に なってしまいます。
冷やすものを食べていないからといって、油断しないように しましょう。